紅葉ライトアップと修復施設の特別公開が終了

昨日11/23をもって2016年紅葉ライトアップおよび修復施設の特別公開が終了しました。

最終日は修復の監修にあたった長岡造形大学の平山育男教授による解説会も行われました。銅門のちょうどまたぐ部分の石が切り出してあること(継ぎ目がない石)や、養生のために貼られた天井裏の古い新聞紙から上湯殿の建築年月日を推定するに至ったこと、また茶室積翠庵の茅の葺き方(重さのかかる一番下段は丈夫さが必要なため節部分を用いるなど)など、参加者の皆さんとそれぞれの建物との距離がぐっと縮まるようなお話を聞くことが出来ました。

夜は学芸員による庭園解説も行われ、寒い中大勢のお客様がライトに照らされたお庭を見ながら話しに耳をかたむけていました。松の緑と紅葉の朱のコントラストを楽しんでいただきたいことや、大広間ができてからそれにあわせて池泉回遊式庭園をつくったこと。そのため南向きの庭で、西に位置した滝から東側の海へ水が流れる…という一般的に北面する日本庭園とは異なる特徴などをお話ししました。また毎年開催している三楽山茶会が、博物館設立時の使命のひとつ茶道文化の普及発展に端を発することなども、茶室積翠庵のご案内の中でお聞きいただきました。

このたびの紅葉ライトアップでは「歴史との対峙」をひとつのテーマとしてあげましたが、お越しいただいたお客様がそれぞれご自身の歴史であったり、または伊藤家の歴史であったりとゆっくりと向き合う時間をお過ごしいただけたなら幸いです。ご来館誠にありがとうございました。

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by hoppo_bunka | 2016-11-24 20:22 | 本館のイベント | Comments(0)

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