茶の間の扁額

ブログで発信する内容はどんなものがよいかしらと、年明けから一か月うんうんと悩んでしまいました。
博物館での日々のできごとや風景において、お!とアンテナにひっかかったものをテーマに短い文章と写真でお伝えしてみようと思います。何か、少しでも北方文化博物館に魅力を感じていただければ幸いです。
どうぞお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
(探り探りですのでこの形式にとらわれない場合もあります。)

さてフェイスブックやツイッターでご紹介のとおり茶の間に戸が入ったことで、多くのお客様の室内の見え方が変わって来ると思います。
この部屋は当主への来客や番頭らへの相談の場といった「応接室」のような空間として使用されていたようです。三間続きとなっていて一番上の部屋に、日下部鳴鶴(くさかべめいかく)書の扁額が掲げられています。

「楽事以不盡為有趣(楽事は尽くさざるを以て趣き有りと為す)」
(らくじは つくさざるをもって おもむきありとなす)
・・・恐れ多くもかなり噛み砕くと「腹八分目がちょうどよい。」と言ったところでしょうか。

明治の三筆の一人として名高い日下部鳴鶴。近隣の新津ゆかりの漢詩人・坂口五峰(さかぐちごほう)等と交友があり彼らとともに伊藤家を訪問した際の揮毫ではないかと考えられています。

この言葉は伊藤家の三訓(家訓)のひとつとされています。
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by hoppo_bunka | 2017-02-01 18:46 | 本館の展示案内 | Comments(0)

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