北方文化博物館 藤とその後

豪農の館伊藤邸―北方文化博物館の五月は「藤」。
今年も本当に大勢のお客様に樹齢約150年の大藤棚をご覧いただきました。
花の色や大きさも年によってわずかずつ異なるようです。今年は少し小ぶりかなという声も聞かれました。また見頃はおおよそ十日間前後ですが期間後半の気温がやや低かったため「花がよく持った」という印象を持ちました。毎年ご覧下さっている方も、今年初めてお越し下さった方も、ご来館誠にありがとうございました。

大藤棚は年が明けてひと段落すると、庭園を世話する(だけではありませんが)部署「作事(さくじ)」による棚の修繕や枝詰め作業などが進められます。約八十畳にも広がる藤棚からひとつひとつの房先が一面平行に下がるよう調整されます。見事揃った房先を眺めると、さながら女性の切り揃った髪の美しさのように感じます(私だけでしょうか)。
一年間の手入れを経て満を持して開花する藤を毎年のことながら職員は固唾(かたず)をのんで見守ります。

さてこの大藤棚のある場所は伊藤邸にとっては少し気を許す中庭のような空間です。今年のライトアップでは伊藤邸正面の「大門」から皆様をお迎えさせていただきました。お越しいただいた方の中には大門から藤棚エリアへ入る前にもうひとつ小さな門をくぐったのを覚えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。ざっくりと区別するとこの門までが少し緊張する表(公)の空間。門をくぐるとふっと気のおける裏(私)の空間です。この門についてだけなく、今年の藤シーズンは「伊藤家とは伊藤邸とはその魅力とは」についてのご案内に力を入れました。幸いにもお客様からのお声掛けやアンケートでの回答などには「藤を見に来たけれど藤以外の見どころにも関心を持った」という反応が見受けられました。皆様の中に新しい発見による楽しさ・嬉しさがあったのなら幸いです。

今後も、お客様が心地よく、興味深く過ごしていただける場所を目指して参ります。

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by hoppo_bunka | 2017-05-31 21:22 | 本館のイベント | Comments(0)

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