2017年 02月 11日
三人づきの餅つき
それを祝して、伊藤家伝来の三人づきによる餅つきが本日行われました。
現在はお客様に見ていただくため、また体験していただくために行っていますが
もともとは年の瀬に親戚や関係者へ配るためについていた餅つきです。
早くたくさんつかなければらならず、そのためにこね手を置かず、杵をもったつき手三人のみで行います。
いよいよはじまりますというやや緊張感のただよう時間。
様々な見せ場があります。のびた餅を次の付き手が切るようにつく場面。片面をついてあともう片面をつくために持ち上げて突き落すようにひっくり返す場面。
できあがったお餅はあんこで食べていただきました。お味の方はいかがでしたでしょうか。
そのまま食べてみたい、お汁の中に入れたい。きなこはありませんか?など楽しいリクエストもありがとうございます!
経験の浅いつき手を見守る小池さん。数え十五で伊藤家に奉公に上がった人。
つくときは真剣に。お客様にはにこやかに。私たちの見本です。
付き終わったあと餅を食う男たち。お客様のにぎやかな声をききながらほっとした様子。
これは、杵についた餅をこすりとるように落とす時に使う道具です。
本日はテーマの定まらぬざっくばらんとしたブログとなってしまいました。
さて明日で設立71周年。
北方文化博物館を支えて下さる全ての皆様に感謝申し上げます。
by hoppo_bunka | 2017-02-11 19:28 | 本館のイベント | Comments(0)