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大藤の様子 5月14日

北方文化博物館は臨時休館中です。
<休館期間 4月20日~5月17日>

日増しに日差しが強くなってきました。こまめな水分補給など、熱中症などにくれぐれもぐれもお気を付けください。

藤も水が大好きです。藤棚下の豊富な地下水をグングン吸って樹齢150年、広さ80畳もの大藤棚へ成長しました。今年は来館者もなく、藤は少し物足りなさそうにも、また一人でのびのびと咲いているようにも見えました(笑)
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さて今年の大藤もそろそろ見頃の後半になってきました。
その年によっても多少違いがありますが、色や香りが鮮やかなのはやっぱり咲き始めのようです。花が落ちた後の藤棚は、夏に向かって葉が生い茂り涼しい木陰を作ってくれます。
休館中の大藤の様子をお伝えするのは本日までとなります。これから庭園は新緑の時期を迎えます。
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最後に今年満を持して新発売となりました、藤の酵母から誕生したお酒―純米吟醸原酒「八代伊藤文吉」をご紹介します。
大藤を今の場所に移植し、毎年来館者とともに愛でていた前館長の名を冠したお酒。地域の特産品開発の一環として、横越商工会、新潟大学、新潟県醸造試験場、そして製造元をお引き受けいただいた市島酒造など、多くの方々のご協力を頂きました。(書ききれていない方々もまだいらっしゃいます。この場をかりて感謝申し上げます。)

2016年にはじまったプロジェクトでは、この大藤棚から採取した約3800輪のうちたった1輪からだけ酵母を抽出することに成功。改良の末2018年にようやく酵母が完成し製造に取り掛かりました。そして昨年2019年春に試作の瓶詰めまでこぎつけました。
今年2020年藤の開花と同時に多くの皆様にご紹介できるのを楽しみにしておりました。

完成した「八代伊藤文吉」は、原酒ならではの清々しさと酵母由来のほのかな香りが印象的ですが、後味はしっかりとした辛口に仕上がっています。まるでライトアップされた藤の花が浮かび上がる夜空のような、漆黒とも濃紺ともつかぬ色合いのパッケージに身を包んでいます。

北方文化博物館と、横越地区の酒店でのみお取り扱いしております。ぜひお問合せ下さい。(電話025-385-2001 北方文化博物館)
・720ml(箱入り)2,200円
・300ml(箱無し)1,100円
いずれも税込価格。

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by hoppo_bunka | 2020-05-14 12:34 | 本館の自然・植物 | Comments(0)

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