静かに雪が降り始めました。周りの音を吸い込んで降り続く時は大雪になります。昨日はこの冬初めて私はスノーダンプで清水園の除雪をしました。除雪をどんどん続けていると、疲れたと感じても「あの一塊を片付けてしまいたい。」と思ってしまうのですが、要注意です。腰や腕を傷めてしまい、今日は既にあちこちが痛みます。もう無理はできないのだから、と言い聞かせながら、少しずつやっていくしかありません。雪国に生まれたからにはみんながそうして冬は過ごすのですから。
この冬の労苦が都会のお年寄りと新潟のお年寄りの皺の差になるのかな、そうだとすると、私の中にもこの新潟の風土が刻み込まれていくのだろうかと思いました。雪除けはとっても大変だけれど、雪の清水園も秋に遜色なく美しいです。この美しい風土が刻み込まれるなら、雪も人生を培う一要素として受け入れて生きていかなくては、と思いました。 積雪は、豪雪地と比べれば少ない方なので、そこに住んでいらっしゃる方々からすれば、その覚悟も「まだまだ序の口」と言われそうですが。
静かに降り積もる雪を見て、いつの間にかこんなに積もっていた、と思った時、近所にある、まもなく閉店するスーパーのことを思い出しました。結婚して今の家に入って以来、ずっと買い物をしていたスーパーでしたが、大手のドラッグストアに合併されることとなり、2月いっぱいで全店が閉店することになりました。それを知った時、とっても寂しい思いになりました。どうしてこんなに残念に思うのだろう、別のスーパーだってすぐ側にあるし、品揃えはむしろそっちの方が多いのに。と、考えたら、レジの方々の応対がとっても心地よかったからだと思い当たりました。 特定の方と親しかったわけではありません。ただ買い物をしてレジで打ってもらいお金のやり取りをする、それだけの関係です。でも、どなたも感じが良かった。たぶん、そのことが、そのスーパー全体に流れる雰囲気の心地良さを作っていたのだと思いました。 わずかな時間であっても、その人の持つものは対する相手に伝わっているのだと思いました。言葉を介さなくとも。そしてそれは、その場の空気を創っているのだと思いました。大切に扱っていただいた嬉しさを私はずっとそのスーパーのレジの方々からいただいていたのだと思います。
私の仕事もレジを打ち、お金のやり取りをするだけです。いつかこの職場を去る時に、今の私がスーパーのレジの方々に思ったような気持ちで、お客様に思っていただけるような仕事をができるようになりたいと思いました。
手足が悴む疲労も蓄積する寒い毎日が続きます。それを暖めてくれるのはストーブなどの暖房と、もう一つは人の温かさ。この風土に生きているからこそ、その温もりは人一倍大きく感じられます。 毎日毎日の暮らしの中で、心に積もり行く温かさを下さったスーパーの方々には感謝をお伝えして、これからも素晴らしいお仕事を続けられますことをお祈りし、私も目指していこうと思います。
清水園/ひろ
by hoppo_bunka
| 2026-01-25 12:29
| 清水園
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