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カテゴリ:清水園( 518 )

レストラン米蔵ココロより4月の御案内

4月のレストラン米蔵ココロの休業日が下記の通りとなります。

4月 1・7・8・15・22日


4月6日(月)(ランチ休み、夜は営業します。)
   
★4月29日(水)(昭和の日)(ランチ営業、夜は休みます。)

GWは営業しますが、56日(水)は休みます。
(変則的になっておりますので、お間違えのないようお願い致します。
また、変更がある場合は、そのつどホームページでお知らせ致します。)


ランチ営業時間 11301430(ラストオーダー1400
 
 土日のランチは混み合いますので、ご予約されたほうが安心です。

ココロ直通TEL0254-28-7378

皆様の御来店をお待ちしております。

(ココロ御利用の際には、必ず清水園受付へ御申し出ください)


by hoppo_bunka | 2020-03-28 12:38 | 清水園 | Comments(0)

喫茶室たゆたう 4月の御案内

新生活のスタートを切る4月です。

 喫茶室 たゆたうの4月の営業日が下記の通りとなりました。

4月10日(金)・11日(土)・18日(土)・24日(金)・25日(土)
    (17日(金)は休み)

☆11
001630(ラストオーダー1600

お庭を眺めながら、英気を養ってくださいませ。
ご来園をお待ちしております。

(喫茶室 たゆたう御利用の際には、必ず清水園受付へお申し出ください。よろしくお願いいたします。)


by hoppo_bunka | 2020-03-28 12:36 | 清水園 | Comments(0)

お天道様

 足軽長屋の屋根の修理工事が始まりました。工事の初日は雪が積もり、大変寒い日でした。あいにくの天気で大変だなぁと思いながら出勤すると、工事の方はもう早くから来ていらして、準備に入られていました。突然大粒の霰が降ってきたり、みぞれになったり、吹雪いたりと大荒れの一日でしたが、夕方頃にようやく落ち着き、晴れ間が見えました。
 その間、工事の方は黙々と木材を運ばれ仕事をなさっていました。庭の手入れをする作事さんたちも、同じように、園内のあちこちで全身防寒着で濡れながら働いていらっしゃいました。私は一人暖かいストーブを背に、屋根に守られて仕事をしておりました。悪天候の時は、いつも、外で仕事をなさっている方に、申し訳ない思いにとらわれます。それが仕事と言われればそれまでなのですが。
 自然と関わる外での仕事は、全てが天候に左右されます。人間が思うように、「仕事をしやすい日」なんて、たくさんあるわけではありません。だから、天気が良いことは、本当にうれしくありがたいことだと外で働いていらっしゃる方々は感じていらっしゃると思います。そして、その感覚は、自然がなくては生きてはいけない私たち生物にとっては、大切な感性だと思います。自然とつながって生きていると意識できる感性は。
 今日私が食べた物も、着ている物も、使っている物も、どれ一つとして、自分で生み出したものはなく、誰かが働いて生み出してくれたものです。この暖かい受付の部屋だって、誰かが、悪天候の日があっても、ずっと建て続けてくださったから、出来上がったものでした。誰かに支えられ誰かとつながっているという感覚、そして生きるためには自然とつながっていなければならないという感覚。これを忘れてはならないと思います。
 今日はお天道様が見える。今日は風が心地よい。緑が色鮮やかで光を浴びてきらめいている。自然の中で生きていることを、自分は全身で受け止めているかなぁと、外に出て確かめてみました。それが、ありがたい、幸せと感じて生きていたら、自分の中で眠っていた「生物としての自分」が目覚めて、体の中の細胞が活性化し、今生きていることをもっと享受できるような気がしました。
 私の祖母は、早朝に散歩することが好きで、ずいぶん早く起き出かけていましたが、明け方にお日様が空を昇ってくるのを深々とお辞儀をしてお迎えしていました。小さく何か祈りの言葉を口ずさみながら。子どもの頃は見ていても、何も感じなかったけれど、今は祖母はお天道様とつながって生きていたのだなぁと尊敬の思いが湧いてきます。毎日生きていることが、尊くありがたいことだったのだ、そしてそれはお天道様のおかげであると感じていたのだと。
 全身でものを見て、聞いて、嗅いで、触れて、味わえるように、周りの世界にもっと目を向けて、つながりを意識して生きていきたいと思います。今日、屋根に葺く「茅」を初めて身近で見ました。勤めていなければ、一生なかった経験だと思います。細胞がククッと動き出しました。

清水園/ ひろ

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by hoppo_bunka | 2020-03-27 17:11 | 清水園 | Comments(0)

万金にあたる

 開園してまもなく、そのお客様はいらっしゃいました。寒が戻り時折激しく雨やあられが降る、大変寒いその日に。
「素晴らしいですね。」と感嘆されながらお庭を眺め、苔を覗き込み、2時間近くいらっしゃったでしょうか。門の脇に貼ってある「にいがた庭園街道」のポスターをご覧になって、「これが、あんまり素晴らしいものですから、わけてもらえないかと今問い合わせてみたんです。でも、もうなかった、残念。」と笑っておっしゃいました。お庭が大好きでいらっしゃるのでしょう。石泉荘や苔香荘も見たかったとおっしゃり、「毎日このお庭が見られて本当に幸せですね。」とおっしゃって帰っていかれました。
 寒い時期はお客様の数はぐんと減ってしまいさみしい思いをしますが、来園される方は、本当にお庭がお好きな方が多いので、お庭をほめ、楽しんでくださいます。そのお言葉がとってもうれしくて、杜甫が『春望』で家族からの手紙を「家書万金に抵る」と表現したけれど、お客様のお言葉も、その寒い日を一日中ずっと温め続けてくださいました。いつの世も言葉の力は偉大だと思います。
 先日新潟日報の投書「窓」欄に、「お客様との思い出が宝」と題して75歳の販売員の方の投書が載っていました。新潟三越のテナント店に60歳から働き、あっという間に15年過ぎたこと。素晴らしいお客様との出会いがあったからこそ働き続けることができたこと。退職後の人生の目標になるような素晴らしいお客様との心温まる交流の思い出などが綴られていました。
 きっとこの販売員の方は、心を配りおもてなしを続けられていたのだと思います。そして、それがちゃんとお客様にも伝わっていた。
 この記事を読んで、私も人生の目標を分けていただいたような気がいたしました。
 デパートといえば、私は高級ブランドのお店は敷居が高くて、ずっと入って商品が見たくても、とても入れませんでした。でも、あるエッセイを読んでからは入ることができるようになりました。それは、「時間があるので、買わないけれど見たかったの。」と筆者が言ったら、店員さんは「どうぞ、どうぞ。見るだけでも服達はきっと喜んでいますわ。調度今お客様がいらっしゃらなくて時間がありますよ。いい機会だからファッションショーをしましょう。」と言って、さまざまな服を試させてくれたというものです。
 これを読んで、一流店の店員さんは、決して客に嫌な思いをさせるような応対をしないに違いない、と思いました。そして勇気を出して入ってみたかったお店に入ってみました。親切で心地よい応対の中で、素敵なものをたくさん見ることができ、長年の思いが叶いうれしかったです。高級店に対する心の重荷がなくなりました。
 投書の方がこのエッセイの店員さんと重なりました。
 清水園のお庭のように、心が開かれ、心の重荷をさっと取り除いてくれる、そんな言葉を持ちたいと願っています。

清水園/ ひろ

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by hoppo_bunka | 2020-03-20 17:09 | 清水園 | Comments(2)

忘れられない日の中に

今日は麗らかな春の日差しが差し込み、入口の橋の下を流れる新発田川の水も光がきらきらと反射してきれいです。魚捕りの網を持ったお子さんが二人、おじいちゃんに連れられてうれしそうに川を覗き込みながら走って行きました。昨日は体操着を着た中学生が足軽長屋の前を何回かジョギングで往復していました。休校となって時間の使い方や家での生活を自己管理することになり、不自由で残念な思いもたくさんあるのでしょうけれど、きっとそれぞれ工夫をして過ごしているのでしょう。
 清水園にもお子様を連れていらっしゃるお客様が増えてきました。この機会に庭の美しさに興味をもたれる博士ちゃんが生まれると嬉しいです。来るたびに違う魅力に出会えるのがお庭を鑑賞する醍醐味ですから、大人になってまたぜひいらしていただきたいです。
 中学生の男子生徒が4名、にこにこ話をしながら長屋を見て通って行かれました。今日は県立高校入試の合格発表日です。合格したのでしょうか。今日お祝いできるとよいのですが。
 9年前の合格発表の日に東日本大震災は起きました。同僚から「大変なことが起きている。テレビをつけて見ろ!」と電話があり流されていく家々を見た時のあの衝撃は今でも忘れられません。あの時、多分大勢の人たちが、今生きていることの尊さや家族で一緒に暮らせる幸せ、慣れ親しんだ土地や風景の中で生きることのありがたさ、というような今まで当然と思っていたことのありがたさをかみしめたと思います。人生や価値観が大きく変えられたあの日。
 1か月経った4月中旬、新潟県が主催する最初のボランティアバスで石巻に行った日のことを、今でもはっきり覚えています。
 泥出しで伺ったお宅の庭には30台の車が、あちこちにひっくり返って埋まっていました。スコップで泥をすくっていくと、文字のようなものがうっすらと見え、それが教科書の一部だと分かった時は愕然としました。「泥」と見えていたものが、誰かの大切な暮らしの一部だったからです。せめてここだけでもきれいにしようと、1日中泥をあげて、みんなで頑張った庭の片隅を見て、そこのお宅の方が「ああ、土が見える。」と喜びの声をあげられました。「土が見えること」を幸せと受け止めていなかった自分に気づきました。
 決して忘れられない日は、決して忘れてはならない価値を思い起こさせる日でもあります。今のこの社会状況は、誰もが決して忘れられない厳しいものではあるでしょうけれど、そんな中でも決して忘れられない価値を見出して生きていきたいと思いました。

清水園/ ひろ

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by hoppo_bunka | 2020-03-13 17:12 | 清水園 | Comments(0)

卒業式と同じ思いで

 小中学校の休校が決まり、様々な催しが中止される中、中学校の卒業式に列席しました。在校生も来賓もいない中、時間も最短に縮小して行う卒業式。学校生活の集大成としては、卒業生はさぞ、残念だったであろうと思っていましたが、感動あふれる忘れがたい卒業式となりました。
会場準備、設営はすべて職員のみ。少人数でそれをやるのは、どれだけ大変であっただろうと思いましたが、とにかく、「最高の卒業式を子どもたちに贈るのだ。」と心をひとつに頑張ったと伺いました。
 式に参列しながら、教育という現場は、まぎれもなく、どんな状況下であっても、今、この瞬間に生きることに全力を尽くすこと、そして感動を創りだすことの素晴らしさを子どもたちに教えているのだ、ということを実感しました。この卒業生たちは、小学校入学の時は地震があり大変な時期に出くわしてしまう学年なのだと伺いましたが、彼らの幸せを願う職員や保護者の方々が作った花道の中を最後に退場していきました。
 ピンチはチャンス。前例のないこと、明らかに不運と思われることでも、人は自分の気持ち次第でそれを乗り越えていく力がある、そして前に進もうとする思いを伝える中で、支えあう輪が生まれ、広がり、状況を切り抜けていけるのだと思いました。
 新型肺炎の影響が前例にない勢いで教育や観光、経済、スポーツ、文化と社会に大きな打撃を与えています。清水園も影響を受けました。でも、考えてみれば、私たちは毎日、前例のない日を、未来を迎えて生きています。前に進む勇気を与えてくれるのは、今日を確かに生き抜いたという実感と、それを支えてくれた温かな人の思いです。鬱屈した不安が漂う時だからこそ、心に安らぎを与えるものを暮らしから絶やしてはならないと思います。一輪の花。掃き清められた玄関。家族や周りの方への小さな声掛けなど。
 感動の背景には必ず人のたゆみない努力と思いがあります。遠方から思いをお寄せくださる皆さま、何百年も生き続けたお庭は今日も美しく生きる力を与えてくれています。お気持ちにこたえられますように、お庭を大切にお守りし、またお越しになれる日をお待ちしております。
 365日、卒業式と同じ思いで皆さまをお迎えしたいと思います。

清水園/ ひろ
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by hoppo_bunka | 2020-03-07 13:27 | 清水園 | Comments(0)

憧れはいつも届かぬ位置にある

書院にお雛様が飾られました。
静かにお庭を眺めていらっしゃいます。狭い箱から広い広間に移られて、清澄な空気をたっぷり吸いこんでいられるのでしょうけれど、そんなそぶりは見せずに、楚々として座っていらっしゃいます。私は主に調度を並べましたが、一つ一つのお道具の細かな美しさに見とれてしまいました。
七段飾りの立派なお雛様を飾るのは、生まれて初めてです。飾る日が来るのを、毎日とてもとても楽しみにしていて、昨日ようやく夢が叶いました。
四人姉妹でありながら、飾る場所も片付ける場所もない、(そして、多分高額であるから。)という理由で、我が家にはお雛様がありませんでした。欲しくて友達の家にあるのがうらやましくて、でも買ってはもらえませんでしたので、卵の殻に顔を描いたり、折り紙や押し絵で作ったりしました。働いてからも、欲しいと思っていても、自分のために買うことはできなくて、吊るし雛や、動物雛などに替えていました。だから長女が生まれた際に、祖父母が買ってくれた三段飾りのお雛様が家に来たときは、自分の物ではないのですが、本当にうれしかったです。
自分にはお金は使えなくても、子どもや、孫の幸せのためなら、と思って買い求める、そんなものの一つがお雛様なのだと思います。だから、私自身は、きっと自分のお雛様は持つことはない、と思っていましたけれど、清水園で本当に素敵なお雛様を飾ることができました。
お雛様の前に座ると、古式ゆかしき古の世界が部屋を覆っていくような気がします。
書院の広間も、夜になると、もしかしたら、趣のある宴が開かれているかもしれません。
自分のものではないけれど、大勢の方々に愛おしんでいただきたいお雛様です。

憧れは いつも届かぬ位置にある 雛人形も失ひし恋も

清水園/ ひろ
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by hoppo_bunka | 2020-03-01 11:40 | 清水園 | Comments(2)

行き渡る温かさ

今日は朝から大荒れの天気で、強風が吹き荒れています。そんな中でも、通りを歩くお子さんたちは、元気いっぱい。外套も着ずに飛び歩いています。自然の中で伸びゆくもののエネルギーは、春を迎える手前が一番強く働いていると思いますが、人間も同じだなぁと、若い命の力に目が惹きつけられます。昨日の冬あそびでも、そんな命の輝きを見せてくださるお子さんがたくさんいらっしゃいました。
受付でおじいちゃんの分も自分のお財布からお金を出して払うお子さん。「お、払ってくれるのか。」とニコニコするおじいちゃん。おじいちゃんの先に立って、足軽長屋もじっくりと見学していかれました。「三つ編み編んでもらったの。」と嬉しそうに素敵な髪形を見せるお子さん。世界はみんな自分の味方、お友達です。どうぶつ将棋で大人と真剣勝負をするお子さん。大人より強く、大人に負けないことが誇らしい、そして早く大人になって色々なことがしたかった。そんな気持ちを思い出しました。お子さんたちがいらっしゃるまで、ゆるやかに音楽が流れていた書院が、にわかににぎやかになりました。お子さんたちの楽しむ姿を見ている周りに、うれしさも広がりました。
書院は遊びを提供してくださる方々の思いが行き渡る素敵な時空間になりました。
囲炉裏に赤く燃える炭火を見つめながら、daidaiさんの歌を聴くと、ゆったりと心が優しく温まっていきました。手作りの体験や販売品も、味のある愛らしい作品がたくさん並び、いくつでも欲しくなりましたが、私は布のマスクを買いました。今のこの時期にマスクのイメージは病気と結びついてどうしても悪かったのですが、花柄の丁寧に作られたマスクは少しも嫌なイメージがなく、逆に着けるのがうれしく、人にもプレゼントしたくなりました。
「おいしいですよ。」と薦めていただいた珍しいカラフルなお豆の詰め合わせも、煮たらそれぞれの豆の食感が楽しめておいしく、ハチミツも滑らかで、家族で「おいしい、おいしい。」とパンに塗ってぺろりといただきました。
自分では見つけられない素敵なものに出会えるのが、こうしたイベントに参加する特典です。素敵なものに加えて、それを提供される方の、ものに込められた大切な思いも伺うことができます。ご都合がつかずに今回お出でになれなかった皆さま、ぜひ次回はいらしてくださいませ。衝動買いをしてしまった「魔法の杖」もお見せいたします。

清水園/ ひろ




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by hoppo_bunka | 2020-02-23 16:42 | 清水園 | Comments(0)

双六はふりだしがある

子どもたちが小さかったころ、家族で遊んでとっても喜んだ冬の室内ゲームは、双六や福笑いでした。
その中でも特に好きだったのが、「人生ゲーム」という双六のゲームです。カルタや百人一首では大人にはなかなか勝てないけれど、双六や人生ゲームは振った賽の目によって勝負が決まるので、一番下の子どもは特に張り切り、周りの大人も、小さな子たちが勝って喜ぶ顔が見たくて、密かに上がりを願って駒の行方を追いかけていたと思います。
またたく間に子どもたちは大きくなり、家族で双六を楽しむこともなくなりました。そうした今、昔を思い出して、あの賑やかで、せわしなかった時期は、幸せがいっぱい詰まっていた、宝物のような時間だったと思い至ります。
人生で上手くいかないことが起きて、つまずいたり、辛い思いをした時に、自分を支えてくれるのは、そんな家族と過ごした小さな幸せの時間の思い出でした。切なくても、ゴールを前にふりだしに戻って、悔しくてもまたサイコロを振って不運を笑い飛ばした、あの家族の楽しい時間を思い出し、また頑張ろうと思って新しいスタートラインに立つことができました。

2月22日(土)清水園では、10:00~15:30の間、書院にて、「冬あそび」という室内で楽しめるイベントを開催します。
ご家族や、幅広い世代の方々に清水園を体験し、清水園で体験していただき、幸せな1日の一つに加えていただけたらと思っています。大勢のみなさまのお越しをお待ちしております。

双六はふりだしがある だからこそ皆楽しめる さあ踏み出そう
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清水園/ ひろ
 

by hoppo_bunka | 2020-02-17 13:49 | 清水園 | Comments(0)

プラスα

「日本のどこが一番好きですか。」
外国からいらした大学生のお客様がお尋ねになりました。
京都かな、奈良かな、北海道かな、と、いろいろ思い浮かべましたが、「やっぱり新潟です。」と答えました。
その方は、「私は東北です。あそこの人たちは、何なんでしょう。本当に温かい!」とおっしゃいました。日本が好きで、来日はこれで9回目。九州から北海道まで、いろいろな所をご旅行なさっているとのことでした。
「新潟もいいですよ。ここは、本当にきれいです。ゴミがない。そして、古いものがたくさんある。」そうおっしゃいました。歴史ある国からいらしたのに、「ここの古いものは本当に良い。」とほめてくださいました。
ずいぶん長く鑑賞された後、資料や新発田城や義士の肖像画などについてお尋ねになり、その後それまでの旅行地や本国の写真を見せてくださいました。
そして、またこれから大好きな東北に行くとおっしゃって手を振り駅に向かわれました。
美しい景色、異文化、歴史、美味しい食べ物、非日常の世界。旅行の魅力は数えきれないほどありますが、その魅力をさらにプラスα深めるものに、「人」の存在があることを大学生のお客様から教わりました。リピーターのお客様もいらっしゃいますが、一期一会となるお客様が大半の中、「温かい。」というお気持ちが心に残る園でありたいと願いました。
そして、美しく歴史あるこの清水園をいつも見られる幸せと、物言わぬ木々や建物に代わって、この素晴らしさをお伝えしたい気持ちがこみあげてくる、お客様からのお言葉でした。

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清水園/ ひろ


by hoppo_bunka | 2020-02-13 13:12 | 清水園 | Comments(0)