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雨の日の贈り物

冷たい雨の降る日は、外に出かけるのは億劫になります。寒いし、汚れるし、気軽に出歩くことができません。清水園にいらっしゃるお客様もぐんと少なくなります。雪なら寒くても風情があるのにと、降り続く雨を恨めしく思っていました。
雨が少し止みかけた頃、年輩のご夫婦のお客様が来園されました。園内を回られて足軽長屋に向かわれようとした時、空がもたずに雨が降り出しました。
貸出用の傘を取られると、一つの傘に寄り添って入り、ゆっくりと手を組みながら長屋に向かって歩いていかれました。何かお話しながら、微笑みあって。冷たい雨が降る中だからこそ、組んだ腕の温もりがとっても暖かく感じられるのだろうなぁと思いました。見ている私も幸せのお福分けをいただきました。
幸せそうなお客様のお姿を眺めていると、こちらもうれしくなり、元気が出てきます。来園されるお客様は御家族であったり、お友達同士であったり、お一人だったりとさまざまですが、大切な方とご一緒に、または、大切な思いをもちながら、来園されるのだと思います。
人や何かを大切にしていらっしゃる方々だからこそ、その姿を見て、励まされたり、何かを自分も大切にしたいと思わされるのでしょう。
何かを大切にしたいと思ったときに、その気持ちの向く先に清水園があるのは、私どもにとっては、かけがえのない喜びです。
貸出用の傘で奥様を車まで送られたご主人は、傘を返された後、走って雨の中を車に向かわれました。きっとお客様自身は気付いていらっしゃらないと思いますが、私の心の中も、大切な人が次々に浮かんできて、いっぱいになりました。

清水園/ ひろ

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by hoppo_bunka | 2020-01-31 10:38 | 清水園 | Comments(0)

2月11日(祝・火)設立記念行事のご案内

2/11設立記念行事のお知らせ〜

今年も来る2月11日(火・祝)、北方文化博物館の74周年設立記念行事として伊藤家伝来の「三人餅つき」を11時から2回ご披露します(11時と11時半)。つきたて餅は温かい汁物と共に振る舞います(小さなお子様には餅つき体験タイムもございます)。

その後、12時から「横越下芸能保存会」による神楽舞もご覧いただきます(雄と雌のお獅子に天狗も登場!)。
更に12時30分から「だんご撒き」(お菓子とお餅撒き)を大広間で行いますので、是非ともご来館ください!

また、今年も五角形の特製「合格もち」を先着“74名様”にプレゼント致します(※)。受験生の皆さんを応援する気持ちから文学の「文」、伊藤家当主が受け継いできた名前文吉の「文」をあしらった縁起物。職員が心を込めて手作り致します。お見逃しなく!
(※)引き換え券を9時から配布します。五角餅は、全てのイベント終了後に、配布する予定です。

今年も大勢の皆様と設立記念行事を楽しみたいと思います。ご来館をお待ちしております!!

◆日時 令和2年2月11日(火・祝)午前11時~午後1時(予定)

09:00 五角餅引換券配布開始
11:00 ご挨拶~三人餅つき(11時と11時半の2回)
     ~お餅と汁物の振る舞い
12:00 横越下芸能保存会の神楽舞
12:30 だんご撒き(もち撒き)
13:00 終了~五角餅引き換え

※振る舞い餅は無くなりしだい終了となります。ご了承下さい!
※一般に配布されているチラシでは終了時刻を14時としていましたが、13時予定に訂正させていただきます。ご了承ください。

~大地主伊藤家の遺構を守り伝えるため、昭和21年2月12日に北方文化博物館が誕生しました~
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by hoppo_bunka | 2020-01-27 17:37 | 本館のイベント | Comments(0)

前庭は生きる教科書

清水園の入り口から門までの前庭には、強風が吹いた翌朝には、小鳥がたくさん餌をついばみにやってきます。
たぶん、シジュウカラだと思うのですが、(これまで鳥にあまり関心を持たなかったのです。)スーと飛んできて、ちょこちょこっと餌を探しては、ついばむ様子がかわいらしく、美しいなぁと見入っています。
ぷっくらふくらんだ冬のスズメも、珍しい鳥ではないけれど、ころころしていて可愛いです。
そんな小鳥たちの中に黒く大きなカラスが舞い降りてくると、大変!!追いやられてしまう!と心配するのですが、襲うわけでも、逃れるわけでもなく、それぞれが餌を探してトントンと思いのままに移動しています。
我が家の側では見られないのどかな光景に、潤沢な自然の一面を見る思いがしました。
でも、「のどかな」と見えるのは数分のことで、冬に暖かな日が差すのは珍しく、ほとんど冷たい雨風や雪、みぞれで凍えます。人も動物も植物も、厳しい寒さの中を生きていくのは、本当に大変で、だからこそ一瞬の日差しを受けて明るく輝く苔の緑に、命のきらめきを感じ、力が湧いてくるのでしょう。
阪神淡路大震災から25年が経ちました。「自然は美しい」と一言では済まされない脅威が自然にはありますが、自然の中で生きていくことは、命をいとおしむことこと、命のつながりを考えて生きていくことだと思うようになりました。
命も空気も愛情も、大切なものはみんな目には見えないから、五感をフルに使って大切な物を感じ取って生きていきたいと思いました。先入観で「嫌な鳥」と決めつけていたカラスを、これからは本当の自分自身の目で、見てみようと思いました。

前庭は生きる教科書になりました。

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清水園/ ひろ



by hoppo_bunka | 2020-01-17 15:09 | 清水園 | Comments(0)

満々と 墨たたへたる 筆初

1月4日(土)、清水園の書院にて「楽しい書道体験~書初め~」が行われました。
参加してくださったのは、小学校3年生から6年生までの8名の小学生のお客様。以前も参加してくださった方が多く、「沢海の本館でいつも参加していたので、こちらに来ました。」と訪れてくださったかたもいらっしゃいました。ありがたいです。
「何という字を書くか当ててください。」と指導者の職員がクイズを出すと、ピンと張りつめた空気が和んで、みんな職員の周りに寄ってきました。見つめる中、一画一画のびやかに書かれていくのは、書院の目の前にゆったり広がる池と同じように、ゆったりとおおらかな「大池」という二文字。
「これを3回書いてから、それぞれの作品作りにとりかかりましょう。」という声を合図に、書初めが始まりました。
一字書いては、「どう?」とお父さんを見上げるお子さん。それに対して「いいぞ、いいぞ。」と言うように、にこにこうなずきを返すお父さん。素敵な姿を拝見し、嬉しかったです。
自分らしさを思いっきり出し、それを受け止めてもらう幸せがこもった作品が、今書院に1月末まで展示されています。ご覧いただけると嬉しいです。

清水園/ ひろ


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by hoppo_bunka | 2020-01-06 10:51 | 清水園 | Comments(0)

お正月は和やかな趣です

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。皆さまにとって良い年となりますよう、お祈り申し上げます。

ご家族でお参りに行かれるのでしょうか、お子さんの弾んだ声が足音とともに聞こえて参ります。
雪雲に覆われた空が、それに反応して少し明るくなっていきます。
お正月がうれしくてたまらない、子どもの頃に味わった大切な気持ちを、忘れていました。
「新年」という家族総出で迎える大切な時期を、重んじ、味わって過ごさなければ、と思いました。
また、新しい年を寿ぎ、幸せな1年を願いながら、お客様をお迎えしたいと思いました。

今日の清水園はカモのお客様で賑わっていて、雪景色と違って、別の趣があり、見ていて和みます。
よろしかったら、見にいらしてください。皆さま楽しいお正月を過ごされますように。

二王子の初日差し込むそばひらをめぐり白鳥降り立つあした

清水園/ ひろ


by hoppo_bunka | 2020-01-01 12:33 | 清水園 | Comments(6)

本年も宜しくお願い致します。

本年も北方文化博物館を宜しくお願い致します。
元日より、通常通り開館しております。お待ちしております。(年中無休)

開館時間 9:00~16:30
入館料 大人800円 小・中学生400円 1/1(祝・水)は祝日の為、小・中学生に限り入館無料となります。

所蔵品展:北博看板あれこれ展(中の間)、令和新春展(集古館)開催中です!

本年も宜しくお願い致します。_e0135219_09592172.jpg
本年も宜しくお願い致します。_e0135219_09592759.jpg



by hoppo_bunka | 2020-01-01 10:02 | 本館の日常 | Comments(0)