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清水園 初雪と紅葉

今年初めての雪。

まだ紅葉が残る木もあり、風情ある景色に感じられました。

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ご来園の際は、どうか暖かな服装でお越しください。
足元から冷え込む冬は防寒対策しっかり!での、ご見学をおすすめしております。


清水園/さっちゃん

# by hoppo_bunka | 2022-12-02 10:15 | 清水園 | Comments(0)

清水園 庭園ライトアップ11/5、6開催

本日11/5(土)の庭園ライトアップの様子です。

明日11/6(日)も17:00~19:00(最終入園受付18:45)行います。
清水園 庭園ライトアップ11/5、6開催_e0135219_18275201.jpg
ご来園の際は、どうぞ暖かな服装でお越しください。

清水園/さっちゃん
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# by hoppo_bunka | 2022-11-05 18:28 | 清水園 | Comments(0)

清水園 11/5・6庭園ライトアップの御案内

11月5日(土)と6日(日)に、清水園では庭園ライトアップを行います。今年はライトアップ入園受付が「大門」になります。

16:30に日中の営業は終了し閉園(入園者は退園)。
その後改めて17:00~ライトアップ入園受付開始となります。
 
なお、施設内は、庭園内も含めご見学出来ない所がございます。


日時  11月5日(土)・6日(日)17時~19時 ※最終入園18:45

入園料 大人500円 小中学生200円

(街角こんぱすの割引券で、大人300円、小中学生無料です!!)

日中でも雨が降ると、寒く冷え込む時期です。暖かい格好でお越しください。ご来園をお待ちしております。

清水園 11/5・6庭園ライトアップの御案内_e0135219_13524439.jpg


清水園/さっちゃん

# by hoppo_bunka | 2022-10-27 13:53 | 清水園 | Comments(0)

美に浸る

美に浸る_e0135219_12120022.jpg
 月の美しい季節になりました。
見上げると、「美しいものはいい。」と心からそう思います。そして、この光景を見ることができる喜びを感じます。散歩の最中でも、眠りにつくベッドの中でも。
 静けさも、空間も、月の光の中で、一層澄み亘っていくように感じられます。

 9月9日は中秋の名月の一日前でした。りゅうとぴあの能楽堂では、定番の松の鏡板が外されて、外の竹林が見える設えになっていました。幻想的な雰囲気の中の能は、一段と風情があり、別世界に浸る幸せを感じました。

 10月7日の能では、装束の解説がありました。山口能装束研究所の方から、江戸期の装束のもつ素晴らしさを教えていただきました。
品位の高い精緻な美しさはどんなに復元したいと思っても、原材料がどんどん失われ環境も変わってしまい、ほとんどできないのだということを知りました。その工程の難しさ(蚕の吐く糸も染料も当時の方がはるかに上質で美しく、しかも軽い)、江戸期に近づける努力を教えていただきました。
 お仕事の内容が全て絶滅危惧に該当するものでしたが、今できる最大限のことをして復元に近づけた作品は本当に美しいと思いました。   

 そして、ようやく能を見る楽しみが一つできました。今まで「音」の方面からしかしてこなかったアプローチに、色彩の面からのアプローチが加わりました。それまで装束をそんなに詳しく見ることはありませんでした。でも山口さんのお話を伺ったあとでは、糸を創り出す人、色を染め上げる人、織物に織り上げる人、それぞれの工程に携わる人の姿が浮かんできて、もっとじっくり見たい、味わいたいと思うようになりました。渾身の人の努力や熱意が込められていると思ったとたんに、物の見え方が大きく変わったのです。これは能の素晴らしさがわからなかった私にとって、大きな喜びでした。
 
 私は石岡瑛子さん(アカデミー衣装デザイン賞を取り、北京オリンピックのコスチュームディレクターも手掛けた)のデザインが大好きなのですが、彼女の「血が汗が涙がデザインできるか」という言葉が、山口さんの能装束を見てお話を伺っているうちに、浮かんできました。優れたものには、制作者の命が立ち現れるのだと。そして私のように感性の鈍い者には、ものの本質に導いてくれる人が必要なのだと。この人に出会わなければ、この美しい世界を知ることはなかったのだと。

 10月1日の茶室鑑賞ワークショップでも、同じことが起こりました。それまでにも清水園のお茶室には入って、自分なりに趣を味わっていたはずなのに、ワークショップに参加した後では、お茶室に座っている時の居心地が変わりました。先生のお話を伺いながら、こんなことを伝えたいと願ってこのような設えにしたのではないだろうかと思ったり、どなたをどのようにおもてなししようか、軸は、お花は、お道具は、御菓子は、お茶の味わいは、など想像したりする楽しさが湧いてきました。

 優れたものには、必ず込められた人の思いがある。しかも五つも趣の異なるお茶室があるのですから、それぞれの趣を味わうために、もっと多くのお茶室を見て、込められている命の本質を見出せるようになりたいと感じました。
 人からのお話によって導かれた美しさへの道。それに出会えた喜びのなんと大きく、味わう世界を変えたことか。

 秋は心にしみわたる趣に出会える季節です。「日本庭園・茶室のみかたセミナー」「茶室鑑賞ワークショップ」は10月25日(火)が後期最後の開催です。お時間がありましたら、どうぞお越しください。

清水園/ひろ

 

 


# by hoppo_bunka | 2022-10-17 17:08 | 清水園 | Comments(0)

友がみな我より偉く見ゆる日は

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 友がみな我より偉く見ゆる日は花を買ひ来て妻と親しむ   石川啄木

 本館の入館入口に、毎年ツバメが巣を作ります。親鳥が一生懸命餌を運ぶようすや、巣から顔を出してそれを待つヒナのようすが可愛らしく、成長の過程を見るのも毎日の楽しみになっていました。
 ところが今年は一羽だけ、どうしたことか飛べないツバメが出てしまいました。生まれつきなのか、それとも何かがきっかけで羽を動かせなくなったのか、トントンと跳ね翼を広げようとするのですが、飛び立つことができません。他のツバメたちが飛べるようになって、自由に空をかけ巡るようすを地面から見上げています。
 門の入り口のちょっと先で、動かないでいるのを見ると、何とかしてやりたい気持ちになります。お客様も気にかけて下さり、従業員の間でも、「今日はこのあたりまで跳ねて動いてきた。」とか、「猫やカラス、へびなどに襲われないとよいけれど。」など話題になっていました。
 そのうち旅立ちの日が近づいてきました。親、兄弟と一緒に行けるのか、それとも一人取り残されてしまうのか、とても心配になってきました。なんとか治って飛べるようになってほしいと願いながら、本館勤務の時は様子を尋ねていました。

 みんなと違って一人だけ飛ぶことのできないツバメは、他の方々と比べると、全く仕事ができない自分の姿と重なりました。私は昔から何でも飲み込むまでにとても時間がかかり、人より遅いからです。動作が身に着くまでには、他の人の倍以上時間がかかります。しかも継続して繰り返ししないと覚えることができません。速くしなくちゃと思うと焦り、ますますわからなくなってしまう。年を取った今でもそれは変わらず、他の人がすんなりとできることができない自分が哀しく思える時があります。啄木の歌の気持ちがよくわかります。

 比ぶれば見劣りのする植木鉢小さな哀しみある文化祭

 子どもが小学生の頃、文化祭で玄関に菊の鉢植えが展示されていました。たくさんある中に、見事に大きな花をつけているものもあれば、他のものと比べると、丈が半分しかなくひ弱なものもありました。どうしてもみんなのようになれないものに、目が向いてしまい、その子の気持ちを推し量ってしまいます。
 
『おおはくちょうのそら』(手島圭三郎)という絵本があります。
 病気で空を飛ぶことのできない子どものために、お父さんは北国に帰る時期を遅らせます。もうこれ以上は遅らせることができないと思った日、家族はその子を一人置いて北の空に旅立ちます。悲しい別れをした夜に、病気の子どものところに家族が戻ってきます。
安心した子どもは家族に見守られながらその晩静かに息を引き取ったのでした。
大急ぎで北に向かう家族の飛んでいく空に、死んだ子どもの姿が光輝く星となって夜空に浮かび上がってくるのでした。

 本館からツバメが旅たった日に、飛べない子どもの姿も見かけなくなりました。一緒に行けたのか、それとも何かに襲われて死んでしまったのか、誰にもわかりませんでした。自然界で自由に動けないものが生き延びていくのはとても難しいことです。それは人間も含めて全ての生き物に共通していえることです。だから悪い予想の方が妥当なのかもしれません。その日の夜空にも星が輝いていました。

 一時ではありましたが、情が移ったものとの別れは哀しい。でも、哀しみだけではありませんでした。動けなくても、動けないなりに懸命に生きている姿は、心打つ尊い姿でした。できなくても、だめでも、一生懸命生きることは尊い。
 褒めるべきものは、先天的に備わっている能力ではなく、生きていく中で獲得していく力であると思います。

 君に比べたら、一生懸命さが足りないね。私も無いものに目を向けるのではなくて、得ようとするものに目を向けなくては。

 世界最高峰のサッカー選手であるメッシは、「努力すれば報われる?そうじゃないだろ。報われるまで努力するんだ。」と言っています。
 友がみな我より偉く見ゆる日は、私は空を見よう、そう決めました。

 傷口に星空秘めし石榴かな

清水園/ひろ


# by hoppo_bunka | 2022-09-18 17:19 | 清水園 | Comments(0)