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時を超える

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 前職に就いていた頃は、仕事が終わって家に帰っても、何かしら家でも仕事をしていました。仕事の事が頭から離れないというか、明日はこうしよう、と考えることが多く、完全に仕事を忘れて過ごす日というのは、数少なかったと思います。ですから最近夕食後に、何をしようかな、と思った時、趣味や家事のみで仕事に関することが浮かんでこないと気づいたら、自覚はしていなかったけれど、以前はやはり仕事に追われていたのだと思いました。今は余暇の時間を好きなことに使うことができます。もっとも、本を読みながら寝てしまう、ということがほとんどの毎日なのですが。

 先日書院の軒先に腰を下ろし、お一人で静かにお庭を眺め続けていらっしゃるお客様がいらっしゃいました。初夏の昼下がり。時折吹く風に枝葉はそよぎ、静かなゆったりとした時が辺りを包み込みます。ずっとそこに座って前を見つめていらっしゃいました。目まぐるしく移り行く時を超えて、今、ここに、とどまっていらっしゃるかのように見えました。

 責任をもってやらなければならないこと。実績を上げなければならないこと。仕事をするからには、不随してくる心を占める様々なものは、生きがいは勿論与えてはくれますが、時々心の底に堆積して、心を沈めてしまうこともあります。
そんな沈んだ気持ちをふっと軽やかに解き放ってくれる、苦しさを一瞬超えてフラットな無の状態にしてくれる、そんな働きがお庭にはあるようです。

 ほんの一瞬でも苦しさを超えたと感じる瞬間を得れば、私たちは、また歩き出すことができる。
ほの暗い廊下を通って明るい縁側に出て腰を下ろし園を一望すると、時は止まります。

 時を超えた今をゆっくりとお楽しみ下さいませ。

清水園/ひろ

写真提供 M様 
 



# by hoppo_bunka | 2021-05-11 17:02 | 清水園 | Comments(0)

大藤の様子 2021.5.10

大藤の様子
2021.5.10

引き続き、満開。まだまだ見頃です。

ライトアップは5/9をもって終了いたしました。
多数のご来場、ならびに入場調整にご協力いただき誠にありがとうございました。

写真は本日5/10の藤棚です。
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# by hoppo_bunka | 2021-05-10 11:00 | 本館の自然・植物 | Comments(0)

大藤の様子 2021.5.8

大藤の様子
2021.5.8

満開 です


・混雑のため、ご迷惑をお掛けしております。駐車場、受付では、係の誘導に従ってお進みください。(東側の正門駐車場は常に混雑しています。西門大駐車が比較的早く駐車できます。)

・感染症対策の一環として、混雑防止のため三脚の使用はできません。マスク着用の上、大声での発話はご遠慮ください。飲食施設では「黙食」にご協力をよろしくお願い致します。

・「藤まんじゅう」、「藤の酒 八代伊藤文吉」は、好評につき売切れとなってしまいました。お楽しみいただいてお客様には申し訳ありませんがご了承ください。ありがとうございました。

ライトアップは明日5/9㈰が最終日となります。

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# by hoppo_bunka | 2021-05-08 14:19 | 本館の自然・植物 | Comments(0)

インスパイア 天才の息吹

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 久保田成子展を見てきました。ビデオとアートという、今まで知らなかった分野で、全く知らなかった芸術家だったのですが、発想と作品群に圧倒され、「こんな世界もあったのか。」と魅了されて帰ってきました。
 今年は、大好きな岡本太郎展や、十日町市博物館の火焔型土器などを見る機会に恵まれ、見ていると体の中の命の源が触発されて湧き起こって来るような気持ちになりましたが、久保田成子展でも同じような感動を覚えました。

 どうしてこんなに心を動かされるのだろう、と思った時、芸術家と呼ばれる方がたは、私が形に表すことのできない、命の根源に繋がる大切なものを、感覚を総動員して、目の前に見せ、吹き込んで下さるからだと思いました。だから、作品の前に立つと、体の中で眠ったようになっていた感覚が触発されて、動き出すのだと思います。「生きろ、生きろ、五感を総動員して、この世の美しさを見過ごすな。」と言わんばかりに。

 天才と呼ばれる方がたの創り出されたものは、みな、そうした力を与える事ができると思います。
清水園のお庭が美しく皆様に感動をお届けすることができるのは、自然そのものの力によるところは勿論ですが、それを最大限に引き出した、天才「田中泰阿弥」の力によるものも大きいと思います。自分が愛してやまない世界を命を懸けて表現した結果、それを見た人に生きる力を与えたり、支えになったりすることができるなんて、なんて素敵なことだろう。夢中になるって素晴らしいことなんだ。一生懸命って、素晴らしいことなんだと改めて思います。
 思えば子どもたちが幼い頃、初めて何かをする時に、一生懸命頑張っている姿を見て、心打たれたことが何回もありました。

 一生懸命五感を使って生きること、これは何を持っていなくても、今すぐできる、身一つでできることです。そして、それができて、初めて人生を謳歌していると言えるのではないかと思いました。

 土砂降りの雨の日に来園され、「やはり来て良かった。」とおっしゃったお客様がいらっしゃいました。型ではめた世界から抜け出して、心の器を空にして、自然そのものを感じるようにしてごらん。世界はこんなに美しい、と教えられるようでした。

 新緑や 透き通る日も やはらかく

清水園/ひろ 
 
 

 

# by hoppo_bunka | 2021-05-03 15:59 | 清水園 | Comments(0)

大藤の様子 2021.5.3

大藤の様子
2021.5.3

全体的に、7部先以上咲き進んでおり「見頃」です。
少し肌寒い日が続いたせいか、まだ房の下まで咲き切ってはいないです。

この季節限定の「藤まんじゅう」もおみやげ処で販売中(一個150円)。ぜひお土産にご利用下さい。
北方文化博物館の藤をイメージしたおまんじゅう。中の餡は紫芋の餡です。

園内は新緑も日ごとに美しい季節です。ぜひご散策下さい。

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# by hoppo_bunka | 2021-05-03 13:44 | 本館の自然・植物 | Comments(0)